「休肝日は本当に中性脂肪を下げるのか?」健診で"高値"の人が知るべき飲酒の真実

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一方、本格的に血圧を下げなければならない場合、標準的な血圧の薬は、ひとつの薬で通常10mmHg前後の収縮期血圧を下げる効果が期待でき、薬の組み合わせでさらに大きな効果が得られます。

減塩と薬は、組み合わせることで相乗効果があり、減塩が薬の効果を強め、薬を減らすことにつながる場合もあります。

最も効果的な方法は?

このように、減塩は「効果的な非薬物治療のひとつ」で、薬での治療中でも追加効果が期待できますが、血圧を下げる最も効果的な方法かと言われれば、それは薬による治療でしょう。

・ 減塩は効くが“いちばん”ではない。他の生活習慣が同等以上に効く。
・体重減・運動・節酒・カリウム摂取などが必要。
・血圧を下げるのにいちばん効果的なのは薬。

 

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山田 悠史 米国老年医学・内科専門医

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やまだ ゆうじ / Yuji Yamada

慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国の総合診療科で勤務。現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。フジテレビ『FNN Live News α』のコメンテーター、 WEBマガジン『ミモレ』やニュースメディア『NewsPicks』の連載の他、コロナワクチンの正しい知識の普及を行う一般社団法人コロワくんサポーターズの代表理事、カンボジアではNPO法人APSARAの常務理事として活動。著書に『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』(講談社刊)、『健康の大疑問』(マガジンハウス新書)がある。Twitter:@YujiY0402

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