「休肝日は本当に中性脂肪を下げるのか?」健診で"高値"の人が知るべき飲酒の真実
健康診断だけ合格すればよいというわけではないため、健康診断の前だけ休肝日にするのではなく、全体の飲酒量を減らすように心がける必要があります。
・アルコールは脂肪の合成を増やし分解を抑える。
・食事と一緒の飲酒で食後の中性脂肪が上がりやすくなる。
減塩以外にも有効な対策がある
高血圧と言えば、「塩分を控える」と結びつく方は多いでしょう。確かに、減塩は血圧を下げるのに有効な方法のひとつで、特に高血圧の人では意味のある効果が得られることが知られていますが、「いちばん効果的」とまでは言えません。
1gのナトリウム(2.5gの塩)の摂取を減らすことで、収縮期血圧(高いほうの血圧)が平均的に約3mmHg低下し、最大6mmHg程度下がることが示されています。また、この効果は高齢者でより顕著であることも知られています。
しかし、体重を落とすこと(1kg減あたり約1mmHg低下)、野菜や果物に含まれるカリウムの摂取を増やすこと、運動、お酒を控えることなど、他のライフスタイルの調整も同じかそれ以上の効果を持つと知られています。特に、減塩やダイエットなどを組み合わせた多方向のアプローチが最も大きな効果を示します。


















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