「こんなに頑張っているのに変われない…」→そう悩む人に知ってほしい《無意識》に関する知識とは
感情は「出来事そのもの」ではなく、出来事に対する意味づけ(=無意識の反応)が生み出したものだ。
【フェーズ③】感情の価値判断をもとに、「行動」が生まれる
「感情は行動に従う」と言われることがある。たしかに、気持ちが乗らないときでも笑顔をつくったり、胸を張って深呼吸したりすると、心が軽くなることはあるだろう。
しかし日常の大半では、この反対が起きている。
私たちは“どう感じたか”によって行動を選び、結果をつくっている。
返信が早い相手と、なかなか返せない相手がいるのは、その人への印象だけでなく、「どう感じているか」が影響している。
「よく思われたい」「失敗したくない」といった感情が強いほど、行動は慎重になり、時には足が止まることもある。このように、行動の背景には必ず何らかの感情がある。
感情は大きく分けると2種類だ。
ワクワク、安心、喜び、期待、感謝、愛情、自信など
不安、恐れ、疑い、怒り、恥、悲しみなど
アクセル系の感情が強ければ、自発的に動ける。
一方でブレーキ系の感情が強いと、行動は制限されてしまう。
重要なのは、これらの感情を生み出しているのも“無意識の設定”であるという点だ。
たとえば、
「大丈夫じゃないのに、平気なふりをしてしまう」
「好きでもないのに、合わせてしまう」
こうした無意識と行動の不一致が続けば、心は疲弊する。
反対に、無意識の本当の欲求と一致した行動は、驚くほどのエネルギーを生み出す。



















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