急成長から一転…《突如破綻した企業》に共通する"盲点"。メガソーラーなど注力の「建設会社」、コロナ禍で躍進した「カプセルトイ大手」を深掘り

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

300カ所近い設置場所の権利はなんとか売却できたものの、多額の負債を返済するには至らず、9月26日に自己破産を申し立てた。

急拡大後に倒産した2社に共通するものとは?

事業の拡大後に倒産した2社に共通する失敗は、「売り上げ」の追求に目が眩み、キャッシュフローを軽んじたことと言える。

成長過程の経営者は、「企業の成長=売上の拡大」という安易な考えに目を奪われることがある。周囲からの期待がそう思い込ませたという側面もあるかもしれないが、利益を生まない拡大、キャッシュを創出しない成長は経営を狂わせる。

会社を存続させるためには利益を追求し、キャッシュを生み出さなければならない。どんなに優れた商品やサービスも有していても、それができない企業は市場から退出せざるを得ないだろう。

白浜 雄介 帝国データバンク 情報統括部 情報編集課長

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

しらはま ゆうすけ / Yusuke Shirahama

2004年に都市銀行を経て帝国データバンクに入社。大阪で約20年間、記者として5000件近い倒産企業を取材。2024年4月に大阪支社情報部情報課長に就任。大手メーカー・商社・金融機関・マスコミなどとの意見・情報交換、セミナー講師などを担当。2025年10月から現職。専門は、倒産動向分析、地域金融。兵庫県西宮市出身。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事