急成長から一転…《突如破綻した企業》に共通する"盲点"。メガソーラーなど注力の「建設会社」、コロナ禍で躍進した「カプセルトイ大手」を深掘り
業容を拡大する原動力になったのは強みとしていた公共工事ではなく、民間工事だった。工場や商業施設、高齢者施設などの案件を次々に受注。
この頃、大阪市内に本社を移転したことで新規金融機関との取引も活発となり、売り上げに比例する形で取引金融機関数も膨れ上がっていた。
ホテル建設、メガソーラー建設に次々と着手

潤沢な資金調達環境を得た中川企画は大型案件の獲得にも乗り出す。インバウンド需要で活況だったホテル建設工事を次々に獲得。コロナ禍にホテル建設の需要が下火になると、積極的に外国資本のメガソーラー建設の受注獲得に乗り出していった。
このメガソーラー建設によって売上高は270億円まで伸長する。一方で、金融機関を含む関係者が絶えず気にかけていたのは、たまり続ける未成工事だ。



















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