もっとも手っ取り早い減塩方法、それはみそ汁と漬物を摂らずに生活することです。
みそ汁1杯には1.2~2.0gの塩分が含まれ、漬物にも種類によって相当量の塩分が含まれています。もし、1日3食、みそ汁と漬物の両方を摂っていたら、それだけで1日の塩分摂取量目標の6gを超えてしまうかもしれません。
でも、これは逆に言えば、みそ汁と漬物をやめれば、かなりの量の減塩を達成できるということにほかなりません。この両者に別れを告げれば、それだけで絶大な減塩効果を上げることができ、それによってほかの料理は減塩をそんなにがんばらずとも普通に食事を楽しむことができるのです。
みなさんも試しに1~2週間、「みそ汁なし」「漬物なし」で生活してみてください。きっと、「なくても全然平気なんだ」ということがわかるはず。それに、「1日6g未満の塩分量」はあっちを削ったりこっちを削ったりして細かく管理していくのはたいへんですが、みそ汁と漬物をやめるだけでおおまかに6g未満をクリアできてしまうのならとてもラクちんです。
両方やめるのが難しければ、どちらか一方だけからスタートしてもOK。ラクに塩分を減らして効果を上げたい人にとっては、かなり現実的手段なのではないでしょうか。
朝を「ゼロ塩」にすれば昼にラーメンを食べても大丈夫
ラーメン、牛丼、てんぷら定食……外食には塩分量の多いメニューが多く、こうしたものを食べているとあっという間に1日の塩分摂取量(6g未満)をオーバーしてしまうことが少なくありません。
そんな場合におすすめなのが「無塩朝食」。すなわち、朝食の塩分をできるかぎりゼロに近づける作戦です。これを行えば、朝食でカットした分の塩分を昼食や夕食に回すことができるわけですね。朝食を「無塩」にしておけば、昼にラーメンを食べたり、夜に焼き鳥をつまみに飲んだりしても、そんなに塩分過多を気にせずに食事を楽しむことができるのではないでしょうか。
たとえば、「バナナ+豆乳や牛乳」「リンゴ+ヨーグルト」「ゆで卵+キウイ」「グラノーラ+豆乳や牛乳」といった組み合わせなら、ほぼ塩分ゼロですし、栄養バランス的にも問題ありません。ぜひみなさんもメニューを工夫して「無塩朝食生活」にチャレンジしてみてはいかがでしょう。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら