放置すると「腰痛や肩こり」にも連鎖…しつこい"首のこりや痛み"の解消に【ほぐすべき】2つの場所

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ここに癒着がある方は、このライン上にあるほかの筋肉も癒着していることが多いので、腰や背中にも悩みを抱えているというケースがよく見受けられます。

では、次から、それぞれのライン上にある癒着をとるための「首のための沖倉流筋膜はがし」のやり方を紹介していきます。

「首のための沖倉流筋膜はがし」のやり方

『筋肉のつながりを知れば「肩こり」と「腰痛」は自分で解消できる』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

やるべきことは2つです。その①は、体の前側のライン(フロントライン)の癒着にアプローチする方法になります。

Tシャツや肌着だけなど、薄着になったほうがやりやすいです。鎖骨を中指と人差し指でしっかり挟んで行いましょう。

その②は、体の奥にあるライン(ディープコアライン)の癒着にアプローチする方法です。息が苦しくならない程度に、手でクロスして首の脇を持つのがポイントです。

また、先ほど、首のこりがさまざまな箇所のこりや痛みの原因になるといいました。ですから、この「首のための沖倉流筋膜はがし」で、腰や肩のこりや痛みがとれることもあります。

(出所:『筋肉のつながりを知れば「肩こり」と「腰痛」は自分で解消できる』より)
(出所:『筋肉のつながりを知れば「肩こり」と「腰痛」は自分で解消できる』より)
沖倉 国悦 理学療法士

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おきくら くによし / Kuniyoshi Okikura

理学療法士、治療家育成講師、整体師、サンミュージック所属1979年埼玉県生まれ。理学療法士として16年間勤務する中、リハビリスタッフ130名を超える病院で係長も務めた。原因不明の痛みやこりに向き合う中で、テコの原理を応用した独自の手技「六層連動操法」を開発。現在は表参道に整体院を構え、重症患者の施術を行うほか、整体技術「六層連動操法」を普及させるため、セミナー講師として東京・大阪で活動している。また、ハワイでの人体解剖実習を主催し、理論と技術の指導にも力を注ぐなど、治療家教育にも定評がある。YouTubeチャンネルは登録者数1.3万人を超え(2025.10月時点)、著書『六層連動操法―痛みゼロの最新筋膜リリース』(かざひの文庫)はAmazonベストセラー第1位を獲得(カイロ・整体部門)。

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