放置すると「腰痛や肩こり」にも連鎖…しつこい"首のこりや痛み"の解消に【ほぐすべき】2つの場所

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そして、その姿勢の崩れによってさらなる癒着が……、といった「癒着の連鎖」が起きてしまいます。つまり、首にこりや痛みがあるということは、すでにほかのところにも癒着が起きていて、こりや痛みが発生しやすい状態であるといえるのです。

では、ここから首のこりや痛みを引き起こす癒着をとるための方法について、お話していきたいと思います。

首のこりや痛みを引き起こす癒着はどこにある?

首に悩みを抱える方々を施術してきたなかで、2つのラインにアプローチすることで、改善されるケースが多く見受けられました。

ひとつ目は、体の前側を通るライン(フロントライン)です。特にそのライン上に癒着があり、鎖骨や胸骨から耳の後ろの頭蓋骨にくっついている筋肉(胸鎖乳突筋)にこりがあることが多いです。

(出所:『筋肉のつながりを知れば「肩こり」と「腰痛」は自分で解消できる』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

胸鎖乳突筋は、体の横のライン(サイドライン)も通っていますが、やりやすさなども鑑みて、今回は、前側のライン(フロントライン)にアプローチする方法を紹介します。

先ほど述べていた、スマホやパソコン、手作業などで、長時間、頭が前に倒れている姿勢をしている方は、このケースが多いように感じます。

もうひとつ多いのは、体の奥を通るライン(ディープコアライン)上にある筋膜に癒着がある場合です。首の左右それぞれの前外側に付く3つの筋肉(前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)に癒着があり、その場所でこりや痛みを発症しているケースが多く見受けられます。

(出所:『筋肉のつながりを知れば「肩こり」と「腰痛」は自分で解消できる』より)
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