資料に説得力を出したい人必見!→誰もが首を縦に振りたくなる「納得感」を「爆上げ」する技術

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こうした権威性はプレゼンでも演出することができます。例えば、部長のプレゼンと新入社員のプレゼンでは説得力が変わってきます。その場に応じた人がプレゼンをするようにしましょう。

なお、簡単なテクニックですが「スーツを着てプレゼンする」のも権威的効果を発揮する、有効な手段です。

⑤希少性

お店などで「閉店セール」や「残り1日」と言われると、思わず何かを購入してしまった経験はありませんか。このように、手に入れるのが難しくなる可能性が出てくると、貴重なものに思えてくる心情のことです。

資料においては、決断を迫る際などに効果を発揮します。例えば「このままいくと他社に案件が流れてしまう可能性があります」といった言い方や、「この時期までにお申し込みいただくと割引が可能です」などと期間を区切って伝える手法が考えられます。

⑥返報性

よくギブアンドテイクと言いますが、「何かを受け取ると、何かを返さないといけない」と感じてしまう心情のことです。

これについては、直接資料作成に役立つというものはありません。ですが、日頃のお仕事で一生懸命ギブをしましょう。誰かの役に立つようなギブを続けていると、周囲も必ず皆さんに協力してくれるようになります

感情を動かして説得力を上げる

本記事では、感情面に配慮した資料作成のテクニックを紹介してきました。ロジックに加えて、感情を動かしていくために、社会心理学のテクニックを活かしていきましょう

【参考文献】
ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか (第三版)』2014年、誠信書房
堤 崇士 GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd. CEO

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つつみ たかし / Takashi Tsutsumi

京都大学大学院経営管理教育部修了。東京海上日動火災保険株式会社入社。企業向け損害サービス部門にて、保険事故の原因特定、損害額算定、交渉業務に従事。その後、グロービスに入社し、製薬業界を中心に企業内研修やスクールを活用した研修の企画・設計・営業を担う。Ashridge Business School修了後、日本イーライリリー株式会社にて採用および糖尿病領域人事ビジネスパートナーとして勤務したのち、グロービスファカルティ本部にて講師育成、教材開発、研究業務に従事。現在は、シンガポール拠点の責任者として東南アジアにおけるリーダー育成および研究業務に従事。博士(経営科学)。現在はGLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.CEO。

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