湯葉いくらに関しては、ツルツルした舌触りの湯葉と、プチプチしたいくらの食感のコントラストが楽しい。いくらのうま味を、豆乳がまろやかに包み込みます。里芋田楽は香ばしく焼き目をつけた里芋に、甘くて濃厚な田楽味噌をトッピング。ねっとりした里芋と、こってりした田楽味噌が、口の中でとろけて、舌の上のうま味を堪能しました。
江戸一の昆布の佃煮は、かむほどにうま味があふれ、これだけでおかゆ2杯ぐらいいけそう。松露の卵焼きはしっかり甘くて、一口サイズとはいえ、どっしりとした食べ応え。関西で生まれ育ったため、東京に住む前は「甘い卵焼きなんて!」と、否定的でしたが、いざ食べてみると、癖になるおいしさです。
どれもこれもが、それぞれにおいしく、ごはんがすすむ味でした。
築地本願寺の大人気朝食、実はチェーン店だった!
さて、ここで本連載のテーマ「チェーン店最強のモーニング」に戻ります。とはいえ、築地本願寺がチェーン店ということではありません。実は、朝食メニューを提供しているTsumugiを運営しているのは、「喫茶プロント」を手がける株式会社プロントコーポレーション。総店舗数は293店舗 (2024年時点)、カフェの店舗数で9位にランクインする、飲食業大手です。


















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