わが子が失敗した時、「絶対言ってはいけない言葉」と、失敗を最強の武器に変える「声かけ」

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ここでいう「失敗」とは、「望む結果を得られなかったこと」という意味です。

具体例を挙げると

・テスト勉強をさぼっていたら点数が下がった
・修学旅行の前日にちゃんと準備していなかったから忘れ物をした
・野球が好きで野球部に入ってみたが、合わなくて辞めた

これらはどれも「失敗」と言えるでしょう。

しかし、ここで注意してほしいのは「失敗=悪」という勘違いです。

失敗はダメなことでしょうか? この記事を読んでいるあなたは、失敗をしないで大人になったでしょうか?

おそらく違うはずです。あなたも数え切れないほどの失敗を経験して、今があるはずです。

失敗とは、成長するうえで避けては通れないものなのです。

失敗がAI時代に「最強の武器」になる2つの理由

失敗について考えるとき、重要な点が2つあります。

①失敗とは、経験知を溜める行為である

まず理解してもらいたいのは、「失敗とは検証の結果である」ということです。

中学で習う、科学の対照実験を思い出してください。さまざまな条件を変えて、望む結果が得られるかどうかを比較します。そして、たくさん行った実験のなかから、望む結果を得る方法を見つけます。

つまり、「大量の失敗」を通じて検証し、成功する要因を見つけるのです。

これは仕事でも同じです。失敗をするたびに「成功しない理由」が明らかになります。

失敗を繰り返した先に、成功する理由を理解できるのです。

テストで良い点数が取れなかったのはなぜか。部活選びに失敗したのはなぜか。

ちゃんと振り返って言語化をすれば、失敗も大事な学びに変えることができます。

そういった、自身の経験にもとづく知識を経験知と呼びます。

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