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最後まで残る「AIが無力な領域」はどこか?「AIで消える→下っ端・若手の仕事」それなら「ベテラン=安泰」は本当か?

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  • 大野 隆司 経営コンサルタント、ジャパン・マネジメント・コンサルタンシー・グループ合同会社代表

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生成AIによる仕事の代替は、確実に進んでいくとみられます(写真:tadamichi/PIXTA)
ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め、経営コンサルタントとして「40年の実績」を有し、「企業のDX支援」を多く手がけている大野隆司氏。
この連載では大野氏が自身の経験や大手・中小企業の現状を交えながらDXの効果が出ない理由、陥りやすい失敗、DXの将来性について語る。
今回は「生成AIがもたらす人材構造の変化」について解説する。

「AIは仕事を奪う」か「拡張する」か

生成AIが人間の仕事を奪うのか、それとも人を支援するのか──この議論はかつても今も尽きることがありません。

Anthropic(Claude開発元)のダリオ・アモデイCEOは「今後5年以内に、エントリーレベルの事務職の半分が淘汰される」と繰り返し発信しています。

一方で、アカデミアや生成AI業界の多くからは、「生成AIは仕事を奪わない。人間にしかできない仕事は残る。生成AIは人の能力を拡張するものだ」という見解も根強くあります。

付加価値の低い業務をAIが代替し、人は“人ならではの仕事”に集中できるようになる──という主張です。これも確かに正しい面があります。

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【「AIはアメリカのホワイトカラーの半分を置き換える」】

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