「僕は逮捕されますか?」「奨学金も使い込んだ」→《オンラインカジノ》で大金を賭ける"若者"の実態。違法ギャンブルにハマる理由は?
10月、小学6年の頃から海外のオンラインカジノで賭博をしていた中学1年の男子生徒(13)が、常習賭博の非行事実で児童相談所に通告された。生徒はスマホで計約700万円を賭けていたとされる。
オンラインカジノは賭博罪に当たり違法だが、10代など低年齢の子どもたちにも一部で広がっており、遊ぶ金目的で犯罪に手を染める子どももいる。実態とリスクについて解説したい。
僕は捕まりますか?
「○○県の高校生です。オンラインカジノで、アルバイトで稼いだ45万円をすべて失いました。負けを取り返そうと入金を繰り返していたら、こんな額になっていました。心が痛いです。何とか取り返したいですが、取り返す方法はないでしょうか。やっていたのは今年ではありません。オンラインカジノが違法とは知らなかったのですが、僕は捕まりますか?」
これは筆者のもとに寄せられた、オンラインカジノにはまってしまった高校生からの相談だ(※一部変更を加えています)。
違法と知らずに利用していた学生が、違法と知り、今になって「退学になるのでは」「逮捕されるかもしれない」とおびえている。
ある大学生は、バイト代はおろか奨学金までオンラインカジノで使い込んでしまい、授業料が払えなくなった。「クレジットカードで90万円も使い込んでしまい、死にたいと考えていた。ストレスで食欲もなく、下痢が続いてやせてしまった」。結局、親に打ち明けて立て替えてもらったそうだ。
「一度だけ20万円勝ったことがあったが、すぐに溶かしてしまい、結局すべて失った。やめたほうがいいのはわかっていたけれど、次は勝てるんじゃないかと思ってしまいやめられなかった。バイト代もすべてつぎ込んでしまって、生活できなかった。失ったお金が頭を離れず、取り戻すために何とかしなければと思っていた」


















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