フリマの売上金が"銀行を意識せず"現金に──メルペイ×みんなの銀行が示したBaaSの現実解

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メルペイの黒原貴文氏(左)とみんなの銀行の永吉健一取締役頭取
メルペイの黒原貴文氏(左)とみんなの銀行の永吉健一取締役頭取(筆者撮影)
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フリマアプリ「メルカリ」の売上金を、即時かつ手数料無料で銀行口座に出金できる新サービスが始まった。メルカリグループの決済サービスを手がけるメルペイと、ふくおかフィナンシャルグループ傘下のデジタルバンク「みんなの銀行」が12月18日、業務提携に基づく新サービス「メルカリバンク」の提供を開始した。

「メルカリバンク」ニュースリリース
メルカリの売上金を即時・無料で出金できる「メルカリバンク」が12月18日に開始した(メルカリのニュースリリースより)

従来、メルカリの売上金を銀行口座に振り込む際には200円の手数料がかかり、入金まで最短でも1営業日を要していた。新サービスでは、みんなの銀行の口座と連携することで、この手数料と待ち時間の両方が解消される。

同日開催されたメディア説明会で、みんなの銀行の永吉健一取締役頭取は「金融や銀行を感じずに、サービスの裏側で金融機能を使ってより便利に暮らしていただく。まさにそういった世界観を実現できた」と語った。

アプリ不要、口座開設から出金までメルカリで完結

新サービスの最大の特徴は、みんなの銀行のアプリをダウンロードせずに、すべての機能がメルカリアプリ内で完結する点だ。

次ページ「メルカリアプリ内で完結」メルカリバンク利用の流れ
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