観光客にバカ売れする「あのTシャツ」が沖縄経済を動かす…!? 「着たら絶対に写真を撮りたくなる」Tシャツから始まる沖縄ブランドの新潮流

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オリオンビールTシャツ
お揃いのオリオンビールTシャツを着て歩く観光客=10月、那覇市の国際通り(筆者撮影)
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那覇のメインストリート・国際通りを歩くと、必ず目に入る「あるTシャツ」がある。3つの星が並ぶ、あのロゴの……。

特に、コロナ禍明けで観光客が戻り始めたここ数年で「あるTシャツ」を着る人の数が爆発的に増えたと感じている。

そう、そのTシャツとは「オリオンビールTシャツ」。沖縄の観光地を歩けばむしろ見かけないほうが難しい、沖縄観光の“定番中の定番”の存在だ。

沖縄県内では圧倒的シェアを誇るオリオンビール

オリオンビールの全国シェアは約1%だが、沖縄県内では圧倒的1位だ。いまやビールという枠を超えた沖縄の“地域ブランド”としての存在感を発揮している。

こういった力を発揮する「沖縄ブランド」はオリオンビールだけではない。沖縄のさまざまな企業が、自社ロゴを“経営上の武器”として存在感を高めており、そのトレンドが広がっている。本記事では、そんな沖縄の自社ロゴ戦略の最前線を取材した。

前編:沖縄の製造業として初の上場「オリオンビール」→Tシャツ流通額は60億目前、戦後生まれの“沖縄のソウルドリンク”が示す郷土と世界をつなぐ挑戦
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