実は国によっても定義はさまざま…日本における「クッキー」と「ビスケット」の【微妙すぎる違い】
その復活は、長い歴史をつなぐ奇跡のような出来事であり、今なお「上御霊神社」の門前で変わらぬ味が守られ続けています。
西欧諸国でもだいぶ異なる「ビスケットとクッキー」
「クッキー」はアメリカ発祥といわれていて、日本で食べられているようなビスケットやクッキー類はすべて「クッキー」と呼ばれます。
「ビスケット」は、生地にバターやショートニングなどの油脂を加えてベーキングパウダーで膨らませる簡単なパンのようなものです。
フライドチキンで有名な「ケンタッキー」のビスケットのような形のイメージで、甘味は無いタイプが多く、中はふわふわ、外はサクサクとした食感が特徴です。
イギリス人は「お茶菓子」のことを「ビスケット」と呼びます。紅茶文化のイギリスでは、ビスケットを紅茶に浸して食べる人もいます。細長く表面に穴を開けたスコットランド発祥の「ショートブレッド」が特に有名です。
「ショートブレッド」と「クッキー」の大きな違いは、ショートブレッドには卵が入っていないこと。そのため、クッキーよりもサクサクとした食感になります。
「ショートブレッド」は直訳すると「短いパン」ですが、実は"short"は食感がサクサク、あるいはポロポロするという意味の形容詞で、ショートニング性(サクサクと小麦粉の生地をもろく仕上げる効果)があることを指します。
ドイツでは、焼き菓子全般を指す総称で「Gebäck(ゲベック)」といいます。「ゲベック」は、甘い焼き菓子全般を指す言葉で、クッキー、ビスケット、パイ、ケーキなどの小型の焼き菓子も含んでいて、日常的に食べられる親しみ深いスイーツを表します。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら