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「アイデアの創出」や「離職率の低下」にも一役…【たかがお菓子】がビジネスに与える"侮れない効果"

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  • 宮本 二美代 製菓衛生師(国家資格)、フードコーディネーター、ラッピング認定講師
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商談でもお菓子は印象付けに有効です。

■自社オリジナルのお菓子を差し入れれば、「印象に残る営業担当者」に。

■和菓子は誠実さを、洋菓子やトレンド菓子は親しみや新鮮さを演出できます。

このようにお菓子は単なる嗜好品ではなく、人と人との距離を縮める「コミュニケーションツール」なのです。会議や商談の空気を和らげ、信頼関係が深まります。会議も商談も最終的には「人と人」。お菓子はその距離を自然に縮め、心をほどく「優しい魔法」なのです。

オフィスでの1日は会議や締め切りに追われ、社員の表情も硬くなりがち。そんな時、小さなお菓子が意外なほど大きな効果を発揮します。

デスクに置かれたチョコやクッキーを見つけただけで気持ちが和らぎ、職場の空気が明るくなるのです。実際に「お菓子があるとモチベーションが上がる」と答える人は多く、これは単なる甘さの効果以上のものです。

例えば、アスマーク「仕事中の間食に関するアンケート調査」によると、「お菓子は職場の交流・コミュニケーションに役立つ」と思う人が72.2%という結果が出ています。

「シェア文化」が育てる、信頼とチームワーク

午後の眠気や疲労感で集中力が途切れる時間帯に、机の上に小さなお菓子があると、それだけで空気が和らぎます。「このクッキー美味しいね」「どこで買ったの?」といった会話が生まれ、気分が切り替わります。こうした短い休憩があることで、生産性も向上するのです。

また、お菓子を「皆さんでどうぞ」と共有することは、単なる差し入れ以上の意味を持ちます。共通体験の同じお菓子を味わう瞬間が、「場の一体感」を作り出し、心理的距離を縮めます。

「気にかけてもらえた安心感」「一緒に楽しむ共感」「ちょっと得した小さな幸福感」。これらは心理的なつながりを強め、チームの結束力を自然に高めてくれます。

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【お菓子を配ることで生まれる「共有体験」】

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