「アイデアの創出」や「離職率の低下」にも一役…【たかがお菓子】がビジネスに与える"侮れない効果"

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また、お菓子は"会話の糸口"を作る最高のツールです。差し出したお菓子の由来や季節感、ブランドストーリーは、自然な雑談のネタになります。

ビジネスでは「雑談力」も重要ですが、お菓子はその場を盛り上げる便利なトリガーになるのです。

■話題の種になる:地域銘菓や季節限定スイーツは「これはどこのお菓子ですか?」といった質問を生み、自然な会話の糸口になります。

■共感を生む:美味しさを共有することで「これ、美味しいですね」という共感が生まれ、親近感を高めます。

■立場を超える:上司・部下、顧客・営業という関係性の壁を低くし、フラットなやり取りをしやすくします。

同じお菓子を味わう瞬間が「場の一体感」を作り出し、心理的距離を縮めます。つまり、お菓子は単なる嗜好品ではなく、「共感の種」を提供してくれるもの。ビジネスにおいても「人間関係の潤滑油」として非常に有効です。

多くの企業が取り入れている「お菓子戦略」

近年、多くの企業が「オフィスおやつ制度」や「フリースナック」を導入しています。Googleやサイバーエージェントなどでは、お菓子を無料で提供することで、社員のストレス軽減や交流促進、離職率低下に効果を上げています。

お菓子があるだけで「ちょっと一息入れる?」と自然な会話が生まれ、部門を超えたアイデア創出や信頼関係の構築にもつながります。

こうした背景から、多くの企業で福利厚生やコミュニケーション活性化を目的に「置き菓子サービス」が普及しているのです。オフィスグリコやオフィスファミマなど、さまざまな会社がありますが、近年では健康志向の方も多く、無添加のお菓子も注目が集まっています。

会議を円滑に進めるために、お菓子が効果を発揮します。

■長時間の会議では集中力が切れがちですが、休憩時にチョコやクッキーがあるとリフレッシュでき、集中力が復活。

■会議の冒頭に「お菓子タイム」を設けると、場が和み、発言も活発に。

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