【1回の充電で734km走行可能、広々とした荷室も魅力のツーリングワゴン】アウディの新型BEV「A6アバントe-tron」に見る電動化の解答

✎ 1〜 ✎ 132 ✎ 133 ✎ 134 ✎ 135
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
A6アバントe-tronのサイドシルエット
A6アバントe-tronのサイドシルエット(写真:三木 宏章)

A6アバントe-tronのボディサイズは、全長4930mm×全幅1925mm×全高1530mm、ホイールベース2950mm。A6スポーツバックe-tronと比べ、全高のみ35mm高くなるが、全長や全幅、ホイールベースは同じだ。また、試乗車は、オプションの「アダプティブ・エアサスペンション」を装着するため、標準仕様と比べ、全高のみ-20mmの1510mmとなり、より低く、空力に優れたフォルムとなる。

ちなみに、このアダプティブ・エアサスペンションとは、車高を自動調整するダンピング制御付きエアサスペンションシステムのことだ。後述するドライブモードとも連動することで、速度や好みに応じて車両の高さを4つのレベルで調整可能。高い電費性能を生む空力特性に貢献するとともに、俊敏な走りを味わいたいときなど、多様な走りのシーンに対応するという。

運転席&インテリア

A6アバントe-tronのインテリア
A6アバントe-tronのインテリア(写真:三木 宏章)

コクピットに入り、運転席に座る。試乗車は、オプションの「S lineパッケージ」を装備するため、運転席と助手席は、スポーツシート仕様だ。ホールド性が高く、コーナリング中などでも上体があまり左右に振れないため、快適性も抜群だ。また、前方視界も良好だが、着座姿勢はやや低めのためか、フロントフード先端までは見えない。せまい駐車場や細い路地でのUターンなどでは、車体ノーズ部にやや注意を払う必要がありそうだ。

ディスプレイには、運転席と助手席の前に「MMIパノラマディスプレイ」を設置する。これは、ステアリング奥のメーター部分に11.9インチの「アウディバーチャルコックピット」、センターモニターには14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」を組み合わせた仕様だ。いずれも、インテリアと見事にマッチングするデザインを採用。必要な情報が一目でわかりやすいとともに、コックピットにラウンジのような雰囲気も演出する。

次ページアウディらしい、先進感が広がるインテリア
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事