ダイエットに不可欠な「筋トレ」の強度を上げるため…実は積極的に摂るべき【避けがちな栄養素】

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ではどうすればいいのか。標準値より体脂肪多め、筋肉少なめの割合を、筋肉多めにすることです。それにより肥満が解消する3つの理由を説明しましょう。

1つ目は代謝率が上がること。筋肉は脂肪と同じ重さでも、代謝率が高い。安静時も活動時もエネルギーの消費量が脂肪より多いので、太りづらくなります。

2つ目は血糖値の乱高下が起きづらくなること。筋肉がブドウ糖をグリコーゲンとして蓄えやすくなり、インスリンという血糖値を下げるホルモンが効きやすくなります。血糖値の急上昇も起きにくく、脂肪を合成しづらくなります。

3つ目は筋肉がついていると体が引き締まって見えます。筋肉が脂肪の下にあるかないかでも、脂肪の重力に対しての引き上がり方は違います。
また、筋肉は姿勢の保持にも関わるため、同じ体重でも見た目に違いが出る要素となります。

糖質をしっかり摂らないと筋肉はつかない

筋肉を増やすのに必要なのは、筋トレなどの運動刺激と、運動するための栄養です。筋肉を増やすためのシグナルは、運動の強度によって決まり、十分にエネルギーがあるなかで筋肉は増えます。

有酸素運動では、消費エネルギーは多いのですが、刺激が足りないうえに、代謝に必要なエネルギーまで消費してしまう恐れがあるので、筋肉を増やすには非効率です。

また、筋肉の材料としてたんぱく質は必要ですが、筋トレの強度を上げないことには筋肉はつきません。

筋トレで強度を上げるには、運動の主なエネルギー源である糖質が必要。消費エネルギーより、糖を中心に摂取エネルギーを多くすることで強度の高いトレーニングができ、筋肉量を増やせるのです。

次ページ筋肉を作るのは「運動刺激」と「栄養」
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