25年《秋ドラマ初回視聴率ランキングTOP10》が示す「異変の兆し」。上位3作は"盤石"でも、中位以降は"大混戦"に!抜け出すのはどの作品?

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初回の放送直後は、Xでトレンド入りし、Googleトレンドの検索急上昇ワードにも入ったほか、SNSでは「モラハラ筑前煮男」こと主人公・勝男の話題が飛び交った。

すでに勝男ブームが起きつつあるが、まだまだ話題は膨らんでいくはず。今期の台風の目になりそうだ。

三谷幸喜『もしがく』はTOP10圏外のスタート

濃すぎるキャラクターたちが注目される『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)は、初回5.4%の11位スタート。TOP10圏外となったが、三谷幸喜脚本ということもあってかネットニュースやSNSでの話題性は高そうだ。

世の中的な話題になったNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)に続くテレビドラマでのオリジナル脚本となり、期待値は高かったものの数字はいまひとつ伸びず、ネットでは辛辣な評価も目立った。

もしがく
令和世代にとっては、ウザく、暑苦しく感じられるかもしれない、昭和ど真ん中の物語だ(画像:フジテレビ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』公式サイトより引用)

しかし、第1話ではネガティブな声が多かったものの、第2話で物語が一気に動き出し、風向きが変わってきた。役者陣の芝居と、暑苦しい若者たちの物語にポジティブな声が目立つようになっている。

蜷川幸雄に憧れる演出家の卵(菅田将暉)が、彼を取り巻く多様な若者たちとともに夢に向かって突き進む昭和の生き様が、令和時代にどう受け止められていくか注目される。

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