40歳を超えた大人がもっと「本気で遊ぶべき」理由、《休日にテレビやスマホを見て余計に疲れてしまう…》悪循環を断つ留意点と上手に遊ぶコツ

✎ 1〜 ✎ 354 ✎ 355 ✎ 356 ✎ 357
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「休日をダラダラと惰性で過ごすと余計に疲れる」という経験がある人は多いだろう(写真:mits/PIXTA)

40歳を超えたビジネスパーソンはもっと本気で遊ぶべきだと思う。

大人になれば、「キチンと仕事をして云々」ということは常識としていろいろなヒトが教えてくれるだろう。しかしながら、大人こそしっかりと遊ぶべきだ、ということを教えてくれるヒトはあまりいない。というか、そもそも「遊びと大人」というキーワードの両立にしっくりと来ない、というヒトが大半だろう。

仕事から離れている時間が、人間としての幅を広げる

だが、本気で遊ぶことが人生の充実につながり、そして人生を本気で生きることにつながるということも事実だ。オフの時間をしっかりと楽しむことで、仕事への活力の醸成につながるし、仕事とは離れた時間の充実が人間としての幅を広げたりもするものだ。

この連載の記事一覧はこちら

もっともここで言う遊びとは、飲んで大騒ぎしてとか、他人に迷惑をかけて、とかいう代物では当然ない。

そうではなく、人生の後半戦を見据えての教養を身につけるための行為であったり、人間力や孤独力を鍛えるための行為を指す。ところが実際は、遊びや趣味を持つことに苦戦するヒトが多いのも事実だろう。

今どきの若い世代には、そういった仕事とプライベートの両立が上手い人も多様に見受けられるが、「24時間働けますか」的な世界観で社会に出た世代は特に、そのような両立が苦手な人が多い印象だ。

では、なぜ大人として遊ぶことや趣味を持つことが難しいのか? それは、仕事が大人として「絶対にやらなければいけない行為」であるのに対して、遊びは「やらなくても良いのにわざわざする行為」だからだ。絶対にやらなければいけない行為であれば、好きだろうと嫌いだろうと、とにかく「やらない」という選択肢がない以上は必然なのだ。

次ページ「遊び」の前例やお手本は少ない
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事