40歳を超えた大人がもっと「本気で遊ぶべき」理由、《休日にテレビやスマホを見て余計に疲れてしまう…》悪循環を断つ留意点と上手に遊ぶコツ

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それは、

・時間的制約の存在(仕事や家庭生活との両立が前提なのでとりわけ平日は時間が限られるし、休日だって無尽蔵に時間を費やせるわけではない)
・金銭的な優先順位の把握(趣味や遊びへの支出とそのほかの支出のバランス管理が大切。家庭人であれば家族との意見調整や事前調整は必須だ。そして遊びや趣味にどの程度お金をかけるか/かけたいかは人それぞれなので、周囲に合わせるのではなく、自分にとっての適正な規模感を把握することが大事となる)
・体力や体調との相談(体調管理はビジネスパーソンとしての必修科目。遊びで体調を崩して仕事を休むなんて本末転倒なことにならないように注意が必要)
・天候など前提条件の急変への対応(天候などに対する考え方は人それぞれ。雨だからなるべく家にいたい、という人も多い)
・他人とのスケジュール調整は困難(そもそも休日がズレていたり、他の予定との兼ね合い、急用の勃発などにより、特に人数が増えれば増えるほど事前の調整通りに皆が集まれるわけではない)

ほかにもいろいろとあるだろうが、大きくはこんなところだろう。そういった諸所の要素を考慮したうえで、何を趣味や遊びの対象にするべきかを考えるべきなのだ。そしてもっと言うと、時間やお金、天候などの要素を加味して複数の対象を持っていたほうがよりベターだ。

例えば、

・平日の限られた時間でもできることと、休日により時間をかけてやることの双方を持つ
・お金をかけなくてもできることといくばくかの投資が必要なことの双方を持つ
・体調や天候不順でもできることと、心地よい体力を消耗することの双方を持つ
・自分1人でできることと複数名でなりたつことの双方を持つ

などだ。

遊びの対象を見つけると幸せで充実した人生を送れる

そうやって複数の遊びや趣味の対象を持つことで、状況に応じた対応もできるようになるし、なにより「できないことのストレス」を感じることも減る。もちろん、趣味に限らず何事ものめり込み過ぎるとロクなことはないので、そういったリスクヘッジは大切だ。自分にとって、適切なバランスと時間や金銭的な配分を考え、楽しむために行うのが遊びというものだ。

とは言え、実際にはそうやって複数の遊びの対象を持っているヒトは稀だろうし、逆に言うとそのような多様な趣味や遊びの対象を見つけることができればより幸せで充実した人生を送れる、ということにもなる。

次回はほんの参考までに、かくいう私自身の遊びの対象について、いくつか紹介してみたいと思う。そしてどの程度本気で向き合っているかも含め語るつもりだ。

最後にもう一度繰り返すが、40歳以上のビジネスパーソンの皆さん、本気で遊び、大人として充実した人生を本気で生きようではありませんか。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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