健康になりたい人は「〇〇を摂れば健康になれる」「△△を摂るのは危険」という記事から距離を置いたほうよい理由
だが、やはり極端な食べ方は避けるべきかもしれない。たとえば筋トレをしている人のなかには、1食に10個もの卵を食べたりする人もいるかもしれない。しかし健康を考えた場合、おそらくそれはやりすぎだと著者はいう。
かといって、私の「1食に3個」が適量であるかもわからないわけで、なかなか難しいところ。
というより、加工食品を減らしてブロッコリーなど野菜を十分に摂り、卵・豆・鶏肉などからたんぱく質を摂るなど、バランスのよい食事を目指すべきであるともいえるだろう。
ベジファーストに科学的根拠はあるか
まず野菜を食べ、その後に炭水化物などを食べることで、食後の血糖値上昇を防ぐ――そんな「ベジファースト」は大きな話題を呼んだ食事法。実践している方も少なくないだろうが、もし食べる順序を変えただけで健康効果があるのなら、そんなにすごい話はないと著者。
たしかに食べ方が「順序の問題にすぎない」のであれば、数十年かけて「なにを食べるべきか」を研究している世界中の研究者は否定されることになってしまう。
しかし、食後血糖値が下がるという点については、それがどれほどのインパクトを持つものなのかはまだ不明。悪いことではないにせよ、たとえばそれが糖尿病発症予防や心血管病予防につながるほどの効果を持つのかはまだ検証されていないのだという。
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