バーガーキングは店舗激増なのに…苦戦→逆襲「フレッシュネスバーガー」現在の意外な姿 夜限定のお酒・おつまみ「フレバル」やスイーツがカギ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

例えばモスバーガー(以下、モス)は、カフェタイム強化を狙いドリンクやスイーツを充実。

現在のメニューを見ると、「熱々おさつボール」「オレンジ&マンゴーティー」など季節感のある商品や、「ふんわり、しっとり、午後のモス」のキャッチコピーが食欲をそそる店内飲食限定の「ふんわりスフレパンケーキ<メープルシロップ>」などにその狙いが見てとれる。

そのほかモスでは15時から販売のトリプルモスバーガー、金曜日限定のオニオンフライデーパックなど、曜日や時間帯を限定する商品も販売している。

コーヒーもリニューアル。マイルドな味わいになり、よりスイーツやバーガーとの相性が高まった。齋藤氏によると、数年前からエスプレッソマシーンをランクが高いものに切り替えてきたという(撮影:尾形文繁)

フレッシュネスの新メニューをそれぞれ見ていこう。

まず新しくなったドリップコーヒーは、ブラジル、グァテマラ、ホンジュラス、3種のコーヒー豆をブレンド。まろやかな味、華やかな香りが特徴だ。苦味や酸味が特徴だった以前のコーヒーに比べて、より食事やスイーツとの相性が良いという。

スコーンは「日本でできたてを味わえるところはあまりない」(フレッシュネス・商品開発担当者)ことから、差別化を狙って発案されたもの。

店内で焼き上げるわけではないが、注文を受けてからカットし、断面をグリルして香ばしさを出した後、北海道産クリームチーズと、砂糖不使用のフルーツジャムをサンドする。ジャムはマーマレード、ブラックチェリー、アップルシナモンの3種だ。

マーマレードジャムのスコーンは甘すぎず、クリームチーズとジャムの酸味がよく合っていた(撮影:尾形文繁)

実際食べてみたところ、コーヒーは香りや豆の甘さがあり、ほかのチェーンのコーヒーと比べても特徴的に感じられた。またスコーンは今回マーマレードジャムのものをいただいたが、甘すぎず、クリームチーズとジャムの酸味がよく合っていた。

「フレバル」の本気度

そして、フレッシュネスの本気を感じさせるのが、ディナータイムの「フレバル」だ。

アルコールは生ビール、ハイボール、自家製レモネードから作るオリジナルサワーなど7種。おつまみはガーリックポテト、オニオンフライ、アボカドサルサなど10品。今回の展開にあたり、フレッシュサワーは3種、フードは7種新開発したという。

お得なセットも揃えた。アルコールドリンク1杯とフード1品を組み合わせた「フレバルセット」は、650円(1品390円のフードから選んだ場合)・750円(1品490円のフードから選んだ場合)という価格設定だ(撮影:尾形文繁)
次ページ絶品のオニオンフライ
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事