フレッシュネス知られざる「アボカド10年」の真価 今年で10年目を迎えた、春恒例の限定メニュー

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
フレッシュネスバーガー自由が丘店
10年目の「アボカドフェア」を開催中のフレッシュネスバーガー。写真は自由が丘店(筆者撮影)
この記事の画像を見る(8枚)

フレッシュネスバーガー春恒例のアボカドフェアは、2024年で10年目を迎えたという。

傷みやすく、熟度管理が難しいアボカド

期間限定商品として長く続いているものでは、マクドナルドの「月見バーガー」が挙げられるだろう。1991年に誕生し、今では他のチェーンにも波及して月見戦線が繰り広げられるほど、人気の商品となっている。

目玉焼きは、言葉は悪いが平凡な具材。しかし調理法はシンプルなのに見た目がキャッチーで、さまざまな食材と合わせやすく幅広いアレンジが可能だ。価格の変動が少なく数が限られるということもないので、全国3000店に迫るマクドナルドの店舗網でも安定して供給できる。全国チェーンのためにあるような食材である。

ソイアボカドバーガー、クラシックアボカドチーズバーガー、クラシックアボカドバーガー、アボカドシュリンプバーガー、クラシックアボカドクリームチーズバーガー
フェア期間中はアボカドがたっぷり2分の1入った、5種類のバーガーが楽しめる。左奥から時計回りに、ソイアボカドバーガー、クラシックアボカドチーズバーガー、クラシックアボカドバーガー、クラシックアボカドクリームチーズバーガー、アボカドシュリンプバーガー(筆者撮影)

対してアボカドは、卵ほどメジャーな食材とは言えない。近年、日本で輸入が爆発的に伸びたが、外国の食材というイメージが強く、メニューの幅もそれほど広くない。また傷みやすい、食べ頃の見極め(熟度管理)が必要など、扱いの難しさも、飲食チェーンでメニューとして広がらない一因だろう。

次ページアボカドにおいてフレッシュネスがリードできている理由
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事