有名にならないでほしい…?東京・八重洲の《穴場フードコート》が「オフィス街のオアシス」すぎた。摩天楼を眺めて涼む"最高の午後"をルポ

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東京ミッドタウン八重洲のフードコート「ヤエスパブリック」を訪問した(筆者撮影)
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フードコート愛好家の鬼頭勇大さんが、さまざまな街のフードコートを訪れる本連載。
今回は、日本を代表するオフィス街の一つである東京駅周辺エリアに位置する、東京ミッドタウン八重洲のフードコート「ヤエスパブリック」を訪問する。

「大丸有」と「日八京」

「大丸有」というものがある。大手町・丸の内・有楽町の頭文字という、日本の経済における重要エリアを指した言葉である。

同エリアのまちづくりを担う3団体が運営している「大丸有INDEX」なるサイトによると、3つの地区を合わせた面積は約120ヘクタール。かつては大名屋敷が並び、三菱への払い下げをきっかけに日本有数のオフィス街に育った。つまり、同エリアは現在、三菱のテリトリーなのである。

この大丸有に対して、そこまで知名度が高くない(ように個人的に思える)のが、「日八京」。すなわち、日本橋・八重洲・京橋エリアである。こちらは大丸有と違い、三井の牙城とされる。

早くからビジネス街として存在感を発揮してきた大丸有に対し、日八京の開発は、やや遅れて進んだ。先行したのは日本橋で、COREDO(コレド)日本橋や日本橋三井タワーが開業した2000年代から徐々に熱を帯び始め、2010年代にはコレド室町1~3がオープンしている。

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