有名にならないでほしい…?東京・八重洲の《穴場フードコート》が「オフィス街のオアシス」すぎた。摩天楼を眺めて涼む"最高の午後"をルポ

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……と苦言を呈したものの、通り一遍のテーブルセットだけでなく、コンテナを積み上げたような段々になった席や、食事をとらずともただ休憩できるスペース、さらには東京駅のランドマーク的な存在であるグランルーフを望めるテラス席など、席種は充実している。居心地は、悪くない。

居心地は悪くない(筆者撮影)

ポップアップも多い、洒落系フードコート

ヤエパブの全体の広さは250坪で、細長い構成となっている。オープン当初のプレスリリースによると、3つのエリアに分かれている。

すなわち、立ち飲みスポットの「ALLSTANDS」に加え、地下にあるバスターミナルの待ち時間や買い物のすき間時間で楽しめる物販・休憩エリアの「イチジテイシ」、アンダーグラウンドな雰囲気の「八重洲のロジウラ」である。

3つのエリアがある(筆者撮影)

営業しているテナントは全10店舗で、中にはポップアップ的に、定期的に店が入れ替わるテナントもある。チェーン店らしい店は見当たらず、最近の洒落系フードコートらしく、クラフトビールやアルコールをメインに扱う店舗もあった。

この日はかなり暑く、昼時にもかかわらず一番人気だったのが「かき氷コレクション・バトン」。地方の店から都心の有名店までを対象に、日本かき氷協会なる団体の会長がチョイスした店がリレー形式で出店するテナントだ。この日は「東京八重洲堂」なる店が営業していた。

東京八重洲堂(筆者撮影)
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