偏差値28→70!部活三昧だった「中学3年生の息子」…。成績向上の一助となった《部屋の作り方》とは?
つまり効果的な学習とは、「早い段階からたくさん間違いを体験して、現実(正解)に合わせて修正していくこと」だと言えます。
そうです。学習における「最大にして最強のコツ」は、「とっとと間違いを体験すべし」なのです。
では、実際の試験対策では何をすれば良いのでしょうか?
「過去問」は最高の教師
効率的な学習のメソッド、1つ目はこれです。
まず、教材を読む前に、試験範囲の過去問や教材の章末問題を解いてみましょう。
もちろん、教材を読む前ですから、正解は難しいでしょう。問題文の意味すらわからないかもしれません。でも、それでいいのです。
この「正解できないこと」に意味があるのです。
2009年、リンジー・エングル ・リッチランドらの研究です。
76名の学生に、色盲についての医学エッセイを読んでもらい、穴埋めテストで理解度を調べました。このとき、参加者を次の2つのグループに分けました。
当然のことですが、Aグループの事前テストの正解率はわずか6%でした。しかし、最後のテストの結果は目を見張るものだったのです。
事前テストが散々だったAグループの2度目のテストの正解率は、教材を読む時間を長くしてもらっただけのBグループよりも約30%も高かったのです。
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