偏差値28→70!部活三昧だった「中学3年生の息子」…。成績向上の一助となった《部屋の作り方》とは?
だから、もし勉強したいのなら、自室の机には、常にやるべき教材を開いておきましょう。
覚えたいことがあるなら、それを生活空間まで広げて、いやでも目に入るようにしてしまう。それこそ、自室の壁、お手洗いや洗面所の壁、あるいはスマホやPCのホーム画面の背景画像に「覚えたいこと」を貼り出し、セットしておくのです。
すると、どんなやる気がないときでも、勝手に目に入り、覚えられるだけではなく、「では、勉強でもするか……」となります。
そのうち、成果が上がり、勉強自体が楽しくなり、どんどん成果も伴ってくるでしょう。
学習中に、隠したほうが良いもの
逆に、勉強するときは、学習に無関係のものは、遠くに置くか、隠すかして、アクセスしにくいようにするとよいですよ。
とくに、遠ざけるべき学習の大敵は「スマホ」です。
2017年、カリフォルニア大学のクリスティン・デュークらが発表した衝撃の実験です。
研究チームは2週間にわたり、合計485人の学生とともに実験にのぞみました。まずは学生たちのスマホをサイレントモードにして、呼び出し音も振動もない状態に設定します。一見すれば、これで何も気が散る要素はなくなったように思えますよね。
次に参加者を3つのグループに分けます。
B グループ スマホをポケットまたはバッグに入れる
C グループ スマホを他の部屋に置く
その後、認知能力を試すテストを受けてもらいます。結果は驚きでした。
なんと、机にスマホを置いたAグループの成績は、スマホを他の部屋に置いたCグループの成績よりも約11%も下回ったのです。
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