偏差値28→70!部活三昧だった「中学3年生の息子」…。成績向上の一助となった《部屋の作り方》とは?
このような、最初にテストをする効果を「プレテスト効果」といいます。
事前に問題を解くことで、教材に対する関心が生まれます。すると、その部分に関する教材の記述については、他の部分に比べて、格段に吸収力が高まるのです。
「アウトプット」も最高の教師
効率的な学習のメソッド、2つ目はこれです。
○メソッド2 教材を一読したあとは、何も見ないで、内容を書き出してみる
やり方はこうです。
・教材を一読したら、いったん教材を閉じて、何も見ないで、頭に残っていることを紙にバーっと書き出してみる。
・書き終えたら、教材を開いて、欠けていた部分を補う。
・この作業を、書き出しがパーフェクトになるまで繰り返す。
・書き終えたら、教材を開いて、欠けていた部分を補う。
・この作業を、書き出しがパーフェクトになるまで繰り返す。
言わば「思い出しテスト」ですね。
このメソッドについて、2011年、パデュー大学(アメリカ)のジェフリー・D・カルピッキーらが面白い実験をしました。
参加者にラッコに関する記事を5分間読んでもらい、その1週間後に内容に関するテストを受けてもらいます。
テストの内容は単純な内容確認だけでなく推論問題もあり、深い理解が試されました。テストまでの間、参加者は次の4グループに分かれて準備をしてもらいます。
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