長野の"移住者限定"団地が素敵! カーシェア、コワーキング無料など移住の不安を払拭、その後の市内定住率も約9割 「ホシノマチ団地」

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ホシノマチ不動産はコワーキングスペースの建物の一角にあり、夫妻そろって通勤は家から歩いてすぐ。うらやましい環境です。

「移住者ばかりだから共通点もあったりして、団地のコミュニティはとてもいい雰囲気です。だいたい1~2年で団地を出て佐久市内の別の住まいに移る方が多く、また新しい移住者の方にも出会えて、とても刺激になります」

牧原さん家族は今後、市内の古民家を購入し、リノベーションして住む計画があるのだとか。仕事はふたりとも変わらず、ここホシノマチ団地で、笑顔で迎えてくれます。

牧原さん宅では押入れを取り払い、自作の棚を取り付けた(写真提供/ホシノマチ団地)
どこもほぼ角部屋のような雁行型(がんこうがた)の造り。敷地内には遊具もあり、夕方には子どもたちのにぎやかな声が響く(写真撮影/五味貴志)

数字が物語る取り組みの成功

ほどよい距離感のコミュニティと、地域で輝ける場を見つけられる、移住者限定のホシノマチ団地。牧原さんのような常駐の団地スタッフがいることがなにより心強く、コンシェルジュではなく移住者が活躍できるようサポートする存在、という立ち位置がとても頼もしく感じました。

取材時は入居予定のある1室を除いて満室で、待機者も10組ほどいる状況。この取り組みの成功は、佐久市内に定住する人が約9割、長野県内では9割以上という数字が物語っています。ほかの地域でも、空室の多い公営住宅を利活用して展開できるモデルとして、今後ますます注目を集めそうです。

取材・文/塚田真理子

●取材協力
ホシノマチ団地
みんなのまちづくり

SUUMOジャーナルの関連記事
シャッター商店街なのに5年で32店舗オープン! 衰退から一転、住民のQOL”爆上がり”長野・辰野町の逆転劇
【小川町】埼玉で移住希望者が1番多いワケは?都心70分で”ゆる移住”叶う「ちょうどいい田舎」の秘密
不動産のプロが「家賃を入居者が決める」賃貸をつくった! 里山で始めたお金に縛られない暮らし、長屋の入居者3組にも話を聞いた 「虫村(バグソン)」神奈川県相模原市・藤野

『SUUMOジャーナル』編集部

『SUUMOジャーナル』は、リクルート住まいカンパニー運営の不動産・住宅情報サイト『SUUMO』が提供する、住まいや暮らしに関するコラム・ニュースサイトです。

魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話。それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など、住まいと暮らしの“いま”と“これから”についてお伝えし、自分にあう住まいって? を見つけるキッカケになる記事を提供しています。
 

 

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事