長野の"移住者限定"団地が素敵! カーシェア、コワーキング無料など移住の不安を払拭、その後の市内定住率も約9割 「ホシノマチ団地」

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地域の畑を借りて、希望者で農園をシェア。移住後にしたい「農のある暮らし」を実現した(写真提供/ホシノマチ団地)

自由参加だから気軽!住民主体のコミュニティづくり

地域のコミュニティにうまく溶け込めるか、という点も、移住者にとって気になるところ。そんな不安を解消すべく、ホシノマチ団地では団地スタッフが365日常駐しています。牧原さんのような先輩移住者が、新規入居者と地域をつないでくれます。

一方で、移住におけるデメリットとしてよく挙げられるのが、イベントの強制。参加しないと気まずい、周囲から浮いてしまうのでは、といった声も少なくありません。ホシノマチ団地ではそのあたりも配慮し、催しはすべて住民主体で企画され、すべて自由参加だといいます。

「それぞれの暮らしや住民同士の適度な距離感を大切にしたいので、グループLINEで日時と内容を告知して、『よかったら来てください』と案内するだけ。集まる人の数や顔ぶれは毎回バラバラで、自由参加なので、各々のペースで交流できます」(牧原さん)

プロジェクターを置いて野外で映画を鑑賞(写真提供/ホシノマチ団地)
夏にはBBQしながら交流を深めたことも(写真提供/ホシノマチ団地)

これまで地域に開かれたイベントは100回以上、のべ参加者は1000人超。BBQや野外映画鑑賞会、ハロウィンパーティーなど季節のイベントも開催されました。

おもしろいのは、タイ料理店を経営していた方によるタイのお菓子づくり教室や、趣味でスペシャルティコーヒーの焙煎をしている方によるコーヒーの試飲会など。自分の得意分野を活かして地域と楽しみを共有、さらに副業や本業につながった例もあるといいます。

最後に、実際にホシノマチ団地に入居した移住者の2組にお話を伺いました。
前述したスペシャルティコーヒーの焙煎を副業にしたHさんは、東京と佐久の二拠点生活を送っています。

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