長野の"移住者限定"団地が素敵! カーシェア、コワーキング無料など移住の不安を払拭、その後の市内定住率も約9割 「ホシノマチ団地」
パーテーションで仕切られた半個室や、リモート会議ができる個室ブースも1室あり、快適に作業できるスペースです。団地のスタッフもここで仕事をしており、さらに住民以外の人も有料(3時間550円、1日1100円)で利用できるため、交流の場として活用することもできます。
なにより敷地内にあるので、家から徒歩1分で来られる利便性も大きな魅力です。

また、移住者の起業支援も行っています。
「これまでの経験や得意分野を活かして起業したいという場合、地域との橋渡し役としてのサポートを積極的に行っています。たとえば、飲食の製造許可が取れる物件を探したいとき、移住したばかりだと地域の信用がなく、物件を借りられないというケースもあります。
私どもは地元で信用のある堀内組と連携していることもあり、地域とのつながりを築けるよう支援しています」と伊藤さん。

移住して新しい仕事に挑戦したいという方はご相談を
時には「仕事付き移住」の募集を行うこともあるそうです。事業スタート当初は、団地の管理人を務めてくれる移住者を募集し、そこに手を挙げたのが、第一期入居者である牧原一樹さんでした。
5年目を迎える現在もホシノマチ団地に暮らしながら、みんなのまちづくりの一員として、施設や設備の維持保全に取り組むほか、移住者と地域をつなげる役割も担っています。
これまでに、写真の加工・編集を手掛けるデザイナーや、住民で営む「シェア農園」スタートメンバー、地域おこし協力隊や、地方創生に関わるコミュニティデザイナーなど、仕事と移住をセットで募集したこともあります。
またスキルアップの面では、エンジニア教育経験のある現役エンジニアによるプログラミング教室を開くなど、移住後のキャリアの幅を広げる取り組みも行ってきたといいます。
「移住して新しい仕事に挑戦したいという方は、ぜひご相談ください」(牧原さん)