長野の"移住者限定"団地が素敵! カーシェア、コワーキング無料など移住の不安を払拭、その後の市内定住率も約9割 「ホシノマチ団地」

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サ高住として整備する際、国の補助金を受けると10年間の運営義務が生じますが、ホシノマチ団地では補助金を受けていないため、こうした柔軟な変更が可能でした。

また入居条件は自治体が決められる仕組みで、佐久市では「自立した生活ができる50歳以上」としています。

「現在利用しているのは60代のご夫婦1組ですが、その方も元気にお仕事されています。ただ、今後10年20年住み続け、いずれ終の住処とすることもできる。そう考えると安心感は大きいのではないでしょうか」

たとえば親と一緒に移住して、同じ団地で別の居室に住む、そんな暮らし方も安心につながりそうです。

段差をなくし、玄関に手すりをつけるなど、サ高住に対応して改装した居室。1階は安全を考慮したIHコンロに(写真提供/ホシノマチ団地)
セコムの見守りサービスも導入。サ高住の入居者(ここでは50歳以上)は別途サービス費が必要(1人入居1万1000円、2人入居1万6500円)(写真提供/ホシノマチ団地)

無料のコワーキングスペースが敷地内に

仕事に関する不安も、移住を考える人にとっては大きなポイントです。ホシノマチ団地では、団地の集会場だった建物をコワーキングスペースとして整備しています。こちらも入居者はなんと無料で利用でき、Wi-Fiやコピー機も完備。リモートワークや副業にも心強い環境が整っています。

ここには団地スタッフが365日常駐。レイアウトを変えてイベントに利用することも(写真撮影/五味貴志)

団地管理スタッフの牧原一樹(まきはら・かずき)さんによると、実際の入居者はリモートワークをしている方が大半だといいます。

「居室が広いので自宅でも仕事できますが、ちょっと気分を変えたいとか、家で集中できないといったときに使っていただいています。実は団地にはエアコンがなく、ここのところ夏の日中はとても暑いので、エアコンの効いたコワーキングスペースに涼みに来るという方も」(牧原さん)

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