
CiPPoが開発した冷蔵スマートロッカー「wakeatte」は、専用アプリだけでなく、小売店のアプリとの連携も想定している(写真:CiPPo)
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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。
[社 名]CiPPo(シッポ)
[設 立]2020年9月
[代表者名]横山哲也
[資本金*]3800万円
[従業員数]4人╱17人
[所在地]兵庫県西宮市
連続起業家
年間231万トン。これは、日本全体でまだ食べられるにもかかわらず捨てられている食品の量だ。この巨大な「もったいない」を「ありがとう」に変える挑戦が始まろうとしている。CiPPo(シッポ)が開発した冷蔵スマートロッカー「wakeatte(わけあって)」。それは単なる食品割引販売サービスではない。代表・横山哲也氏の原体験に基づいた、食の提供者、消費者、そして生活に困窮する人々を繋ぐ、新しい社会インフラを目指す試みだ。
「wakeatte」は、その名の通り「訳あって」セールになった食品と、みんなで地球の資源を「分け合って」いきたいという二つの意味が込められている。
行き場のない食品の受け皿
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