テック系夫妻が「築60年超・温泉付き中古マンション」を購入した理由。400万円の物件をリノベで"最高のリモートワーク拠点"を実現

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SUUMO フルリノベーション mochikoAsTech
ウィリアム・モリスの壁紙を軸に、グリーンで揃えたmochikoAsTechさんの書斎(撮影:小原聡太)

書斎で最もこだわったのは、横幅も奥行きも広い造作デスク。大きな32型のメインディスプレイや折りたたみデュアルモバイルディスプレイ、キーボードとレーザープリンターを置いてもまだまだ余裕があります。

ダクトレールにぶら下げるタイプのBOSEのスピーカーで、好きな音楽を流しながら仕事を楽しんでいるそう。

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真っ黒な空間に赤を効かせた夫の書斎(撮影:小原聡太)

夫の書斎は壁紙もアイテムもまったく違う雰囲気。L字のデスクにスーパーウルトラワイド曲面ディスプレイを置くことで、没入感があって落ち着くのだとか。右手には冷蔵庫があり、仕事モードの時はキッチンまで立たなくても飲み物が選べるようになっています。

2つの書斎の間には上部に室内窓をつけ、風が抜けるようになっています。もちろんエアコンはそれぞれの部屋に完備。快適な室内温度で仕事に集中しつつ、換気をしたいときは窓を開けてリフレッシュするそうです。

マンションの共用廊下に繋がる窓には遮光ブラインドを取り付け、夜も外に光が漏れないように工夫しました。

最強のリモートワーク環境を求めて回線も徹底チェック

SUUMO フルリノベーション mochikoAsTech
明るく開放的なキッチン。パントリーに繋がる部分はアーチに(撮影:小原聡太)

エンジニア夫妻の家ということで、ネットワーク環境も万全に設計。インターネット回線をできるだけ高速に利用するために、各部屋に有線でLANケーブルを通したそうです。

「あらかじめ壁の中にCD管を配置して、パントリーの点検口に置いたルーターから各部屋のLANポート付きコンセントまでLANケーブルを通してもらいました。

ただ、工務店の担当者から『手元にあるこれでよければ通しておきます』と最初に提案されたLANケーブルの規格がCAT4だったんです(※)。LANケーブルって全部同じように見えるけど実は規格がたくさんあるんですね。せっかく高速な回線を引いても、部屋の中で使っているのが古い規格のLANケーブルだと速度が出ないんです。

たとえるなら、家までは太い水道管で水がたっぷり来ているのに、家の中の水道管がすごく細いせいでちょろちょろとしか水が出ないシャワーみたいな状態に……。『令和にCAT4はないでしょう!』と焦ってCAT6Aでお願いしました。

※新規のLAN環境では、CAT5以上の規格が一般的に使用されている

工務店は建築のプロなので、電気周りやテレビのアンテナ工事などには慣れている方が多いです。ただすべての分野に精通しておくことは難しいので、特にネットワーク周りは『こうしたい』という要望があったら、遠慮なく具体的に指定した方がお互いにとっていいと思いました」(mochikoAsTechさん)

現在は東京の自宅と伊豆のマンションを行き来する生活を楽しんでいるのだそう。

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