50代で初ひとり旅――子育てが落ち着き「旅に出るのは今だ」と出かけたのは"秋のパリ" 有元葉子さんの旅の記憶
秋のパリ、初めてのひとり旅
自他ともに認める旅好きですが、本格的に旅をするようになったのは、子どもたちの手が離れてからです。食事やお弁当はもちろん、3時のおやつも毎日作り、家には毎日のように娘たちのお友だちが遊びに来て、にぎやかで慌ただしい日々を送っていました。
毎日やることがいっぱいの専業主婦の生活が終わったのが、50歳前後。それからなのです。今に至る仕事人生、旅人生がスタートしたのは。
海外旅行の経験がなかったわけではないですが、行きたいときに、行きたい場所に、ポンとひとりで飛んでいける自由気ままさこそが、旅の醍醐味だと思っていました。つまり、私はひとり旅をしたかったのです。娘たちが食べるものは自分たちでなんとかできるわね、という年齢になったときに、ついに実行しました。


















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