[材料]2人分
●豚薄切り肉……200g
●塩、白こしょう……各適量
●バター〔食塩不使用〕……50g
●薄力粉……大さじ2
●【A】カレー粉……大さじ2、チリパウダー……小さじ2
●オリーブオイル……大さじ2
●玉ねぎ(みじん切り)……150g
●【B】おろしにんにく……10g、おろししょうが……15g
●【C】トマトジュース〔食塩無添加〕……200㎖、りんごジュース〔果汁100%〕……25㎖、塩……小さじ1
●【D】水……500㎖、バナナ(完熟・つぶす)……40g(中1/3本)
●中濃ソース……大さじ1
●黒こしょう……小さじ1/2
●温かいごはん……茶わん2杯分
●パセリ(みじん切り)〔好みで〕……適量
*カレー粉、チリパウダーはメーカーによって辛さが異なるので、量は好みで加減する
*冷凍玉ねぎの場合は解凍してキッチンペーパーで水けをとる
*りんごジュースはりんごのすりおろし30gでもOK
食材の力で複雑なコクを
[作り方]
1:豚肉はひと口大に切り、塩、こしょうで軽く下味をつける。
2:フライパン(直径26㎝)にバターを入れて中火にかけ、溶けてきたら薄力粉を加えて炒める。フツフツ煮立ち、粉っぽさがなくなるまでしっかり炒めたら【A】を加え、弱めの中火で香りが立つまで炒める。
3:オリーブオイル、玉ねぎを加え、強火でしんなりするまで炒める。
4:【B】を加える。中火にし、端に寄せてあいたところに1の肉を入れて炒め、焼き色がついたら全体を混ぜ合わせる。
5:【C】を加えて強火で2分ほど煮詰める。【D】を加え、沸騰したら弱めの中火~中火にしてさらに20分煮込む。ソース、こしょうで味をととのえる。器にごはんとカレーを盛り、パセリを散らす。
*まず強火で煮詰めて味を凝縮させる。焦がさないよう、底だけでなく側面についたルーもていねいにこそげながら煮込む。
【ミクニ流Point】市販のルーを使わず、食材の力で複雑なコクを出す
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みくに きよみ / Kiyomi Mikuni
フランス料理シェフ。1954年北海道増毛町生まれ。
15歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業後、1974年駐スイス日本国大使館料理長に就任。その後、三つ星レストラン数店で修業を重ね帰国。
1985年東京四ツ谷にオテル・ドゥ・ミクニ開店。2015年日本人料理人として初めて仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章。2022年オテル・ドゥ・ミクニ閉店。2025年9月「三國」オープン。
2025年黄綬褒章受章。食育活動やスローフードの普及活動にも力を注ぐ。
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