アラフォーの私が気づいた「プレ更年期でやっておいたほうがいいこと」。先輩たちが語る「もっと早く準備しておけばよかった」の意味

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プレ更年期の今、「準備」しておけば、その先の更年期を穏やかに乗り切れる可能性が高まります。前述した女性の先輩方が言っていた「準備しておけばよかった」という言葉は、更年期をうまく乗り切るための体づくりや習慣づくりのことでした。

十分な睡眠リズム、栄養バランスを意識した食事、適度な運動、ストレスをためすぎない工夫。当たり前の生活を、当たり前に積み重ねておくことが、後々の不調を和らげる鍵になるのです。

では、具体的に何をすればよいのでしょうか。

私はまず、食生活ではカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、たんぱく質を意識してとることを心がけるようにしました。乳製品や納豆を食卓にのせ、共働きの忙しさの中で「つい適当になりがちな自分だけ食事」を整えるように意識改革。

コンビニでおにぎりだけはNG、選ぶなら納豆巻など、地味な積み重ねをしています。鉄分・カルシウムのサプリメントも始めました。

運動は、ゆるく続けられることをモットーに、ゆるランニング15分を習慣にしています。

骨に適度な負荷をかけるべく、歯磨きのついでに洗面所で腕立てを10回、ダンベルを置き持ち上げるといった生活導線になじむゆる筋トレを取り入れました。

不安ではなく安心のために「備える」

人生100年時代と言われますが、閉経の時期が大きく後ろ倒しになっているわけではありません。今も昔もほとんどが50歳前後で閉経するのは変わりません。言い換えるなら、長生きするようになった現代の女性は、閉経後の人生が長くなっているということです。

プレ更年期からの備えというと、不安をあおられているように感じる人もいるかもしれません。しかし私は、防災グッズの準備と同じようなものだと思っています。ホルモンが大きく揺らぐ前に土台を整えておく。何も起きていない今だからこそできる準備が、未来の自分を守ってくれるのです。

40歳前後は「まだ大丈夫」と思いやすい時期です。だが実は、ここがはじまりのプレ更年期。鏡で見た顔はどうですか?ちょっと「老い」を感じたら骨密度低下のサインが出ているかも。未来の自分に「ありがとう」と言われるように、まずは検診で数値のチェックから。

尾石 晴 Voicyパーソナリティ

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おいし はる / Haru Oishi

音声メディアVoicy「学びの引き出しはるラジオ」でパーソナリティーを務める。

大学卒業後(心理学専攻)、外資系メーカーに16年勤務。転勤5回、管理職の経験あり。2020年に退職し、独立。2年間のサバティカルタイムを経て、現在は大学院博士課程(感性学)に在籍中。

(株)ポスパムの代表として、オンライン・スタジオヨガ「ポスパム」と、母と子のシェアコスメ「soin(ソワン)」の運営も行っている。

著書に『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「やりたいこと」が次々見つかる! 自分らしく生きている人の学びの引き出し術』(KADOKAWA)など。

2013年、2016年生まれの男児2人の母。

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