東上線大山駅「地元大好きな駅長」に聞く日常風景 テレビでよく観るにぎやかな商店街の玄関口
気を揉むのは踏切だけではない。ホームがカーブしているため、電車の車掌からはすべてのトビラが見えない。そのため、下り線のホームには日中も駅員が常駐して安全を確認、車掌にドア閉めなどの合図を送っている。
上り線のホームにも駅員が置かれる朝のラッシュ時は、広くないホームにたくさんのお客が滞留する。ダイヤが数分でも乱れれば、ホームは電車を待つお客であふれかえることになる。
「カーブしているから、停まった電車も少し傾いているんです。だから上り列車の中のお客さまが、ホーム側にどうしても偏っている。そのせいでドアが開けられない、なんてこともあるくらい。昼も夜もお客さまを含めて人の多い町ですから、1日中忙しいですね」
初心者は困惑?複雑な駅の構造
大山駅には駅長が詰める事務室のある南口のほか、下り線ホームの中間あたりに東口、上り線ホームには北口と、3カ所の改札口がある。上下線ホームの間は跨線橋で結ばれているが、初めて訪れたら戸惑う人もいるだろう。

ホームには駅員が終日常駐。カーブしているため、ホームと電車の間が大きく空いている。その注意も怠らず(撮影:鼠入昌史)
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