東上線大山駅「地元大好きな駅長」に聞く日常風景 テレビでよく観るにぎやかな商店街の玄関口
市川駅長は、板橋区内の高校に通っていたこともあって、学生時代から勝手知ったる大山の町。学校帰りに飲食店やゲームセンターに立ち寄った、馴染みのある町だ。
「だからずっと縁があるんです。沿線にもたくさん同級生が住んでいますよ。下赤塚駅前の葬儀屋が高校野球部の同級生だったりとか。川越へはお墓参りなど、小さな頃からよく東上線にも乗っていました」

大山駅の南口はそのままハッピーロード大山商店街のアーケードに面する(撮影:鼠入昌史)
子どもの頃から東上線
「お小遣いの1000円札を帽子の中に入れて、かぶっていたそうなんです。でも、電車の窓から顔を出したときに帽子と一緒にお小遣いも飛んでっちゃった、とか母から聞きました。いまと比べても東上線沿線がのどかだった時代の話ですね」
1997年9月、子どもの頃から馴染み深かった東武鉄道に入社した市川駅長だったが、最初に配属されたのは野田線(アーバンパークライン)の保線区だった。
近代化による人員配置で1999年に初めて駅の業務に携わる。その場所が、東上線の下赤塚駅だった。大山駅には助役として勤務したことがある。
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