「忘れ物がないよう持ち物をチェック」はNG?恋愛関係の構築がうまくいかず、最終学歴も低い傾向…子供の「考える力」を奪う親の行動とは

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子育て 非認知能力 子ども
子ども自身が考え抜く力を育むことが重要です(写真:Fast&Slow/PIXTA)
お子さんが指示待ちで、自ら考えて行動するのが苦手だと感じたことはありませんか? 実は、子を思う親の何気ない行動が、無意識のうちに子どもの「考える力」を奪っている可能性があります 。『子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感』、『7つの“デキない”を変える “デキる”部下の育て方』を上梓した非認知能力専門塾Five Keys代表の井上顕滋氏が、思考力を削ぐ親のNG行動3つと、子どもの自主性を育む関わり方のポイントを解説します 。

なぜ今、「自分で考える力」が重要なのか

お子さんが決まった課題はこなせるのに、ひとたびイレギュラーな問題に直面すると途端に立ちすくんでしまう――そんな姿に不安を覚えたことはないでしょうか? 近年、「指示待ち」で自分から考えて判断することが苦手な子どもや若者が増えているとも指摘されています。

実際、精神科医の泉谷閑示氏は「マニュアルはパーフェクトに覚えられるのに、マニュアルにないことはお手上げという人が多い。『自分で考える力のない人』が増加している」と警鐘を鳴らしています。

記憶力や計算力が高ければテストで高得点を取ることはできますが、社会に出てから本当に役立つのはマニュアルでは対処できない問題を解決する能力です。AIによる世の中の大きな変化に適応していくためにも、自分で状況を分析し判断できる「考える力」がますます重要になります。

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