「どうせ守られない」「行政がやること?」と批判の声も…《スマホ1日2時間》の条例案を"無意味と批判する人"の大誤解
では、スマホをはじめとするデジタルデバイスの使用制限はあったほうがいいのか。それとも、ないほうがいいのか。それぞれどんな恩恵と弊害が考えられるのでしょうか。

「罰則なし」でも意味がある理由
今回、情報番組のコメンテーターの発言を見ても、ネット記事のコメント欄を見ても、多くの大人が「反対」のスタンスを採っていることに驚かされました。
特に多かったのは「行政が口を出す問題ではない」「自分と家庭で考えて決めること」「罰がないならどうせ守らないし、こんなものは無意味」などの声。どれも一理こそあるものの、一方でそのように割り切れず、「行政に頼りたい」「罰則なしでも意味はある」という人々もいるのです。
今回話を聞いた11歳と7歳の子を持つ母親は、「子どもたちも夫もスマホを見てばかりで会話が少なく、話しかけても生返事ばかり。やめてと言っても私の言うことは聞きません」と話していました。
さらにその言葉を聞いていた14歳と11歳の子を持つ母親も、「ウチもほとんど同じで、家族旅行しているのに子どもはスマホやタブレットばかり見ていました。旅館に着いても観光スポットに着いてもそうでしたし、夫もあきらめたのか注意するのではなくスマホを見ていました。せっかくの旅行が台なしです」と嘆いたのです。
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