「スマホ依存」の人がハマる宿命的な脳のトラップ ドーパミンの分泌と不安に追われるラットレース

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人はなぜスマホを何度もチェックしてしまうのか。そのメカニズムについて解説します(Luce/PIXTA)
集中力や記憶力、創造性を減衰させる危険があることも証明されているスマホだが、完全に手放すのはなかなか難しい。そんな中、自身も陥っていたという「スマホ依存」から抜け出すために「スマホ断ち」プログラムを開発したキャサリン・プライス氏が、スマホ依存と脳のメカニズムの関係について紹介します。
※本稿はキャサリン・プライス著『スマホ断ち 30日でスマホ依存から抜け出す方法』から一部抜粋・再構成したものです。

ドーパミンの分泌による「新しいもの」中毒

恋愛の初期の、相手に会いたくて何も手につかない感じをご存じだろうか。あれもドーパミンの作用だ。ドーパミンは目新しさを感じるたびに分泌される。

ただし目新しさが薄れると分泌量も減る。ちょうどハネムーン直後がこの段階で、そこで関係が終わることも多い。

けれど、スマホの場合はそうはならない。付きあいを終わらせようという考えすら浮かばないだろう。なにせ新しさを絶えず提供してくれるツールだ──その結果、私たちはドーパミンの連打を絶えず浴びることになる。

何かに飽きたり不安になったりしたときは……メールチェックをどうぞ。

たいしたメールがない? それなら、次はSNSを確認しよう。

まだ足りないなら、別のSNSへ。それから、また次のSNSへ。

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