SNSで話題!累計30万部突破『せいろレシピ』著者が語る"最強"活用法。《時短・ヘルシー・映える!》「せいろ」ブーム火付け役・りよ子さん

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料理を始めたのは22歳。実家を出て一人暮らしを始めてから。最初はクックパッドでレシピを観るなど試行錯誤だったが、忙しくなると肌荒れすることに気づき「美容や健康を意識した食生活にしたいと思って調べたところ、野菜を中心にした蒸し料理がいいと知り、意識的にせいろを使うようになりました」と話す。

書籍で紹介しているレシピは実に多彩だ。

ご飯やメインディッシュ、野菜などを詰め合わせた「からだ整いごはん」や蒸し焼きそば、ビビンパといった、一食分をまかなえるレシピから、蒸し餃子、きんぴらごぼうといった一品料理、「とろ~りチーズのせいろフォンデュ」「まるごとかぼちゃカレー」などおもてなしできそうな料理、デザートまで幅広い。

パンやもちも、蒸すことができる。

せいろ蒸し料理
電子レンジやトースターを使わず、せいろ蒸しで、おもちやパンも調理できる(画像:学研ホールディングス プレスリリースより)
せいろ蒸し料理
なすやとうもろこしなどの夏野菜も、ただ蒸すだけでびっくりするほどおいしくなる(画像:学研ホールディングス プレスリリースより)

読者やフォロワーに特に人気が高いレシピは、「からだ整いごはん」や、レタスと豚バラ薄切り肉を一緒に蒸し、大根おろしをのせてポン酢しょうゆをかけるだけのシンプルな「まるごとレタスのせいろ蒸し」、豚バラ切り落とし肉を使った「無限に食べたい麻婆春雨」など。3つ目のレシピは、春雨を戻さなくてよい点も人気の理由かもしれない。

冷凍うどんや中華蒸し麺も蒸すだけでよいが、スパゲッティなどの乾麺や粉つきの生麺は、別にゆでておく必要がある。そうした例外を除けば、蒸し料理は事前の下処理が不要なことも、魅力の1つ。白身魚も、あらかじめ塩を振っておく必要がない。

「手がかからないわりに、できるものの質がすごくいい。素材の味が感じられ、無理しなくてもヘルシーになりますし、蒸す間はほったらかしでよく、片づけもラクです。メリットがたくさんあること自体が、せいろのいいところだと感じています」(りよ子さん)

レシピ本
レシピ本が大人気となり、「せいろ蒸し」ブームの火付け役とも(撮影:今井康一)

蒸した野菜は「調味料は塩だけで十分おいしい」

りよ子さん自身がよく作るのは、冷蔵庫の残り物でアレンジできる「からだ整いごはん」のほか、蒸し料理の魅力が最もわかる野菜単品。もともと野菜が好きなこともあり、「例えばキャベツ、長ネギ、根菜は蒸すとより甘味が感じられ、調味料は塩だけで十分おいしいです」と話す。

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