英語がスラスラ出てこない人におすすめ 東大生が選んだ「初心者も英語が攻略できる本」3選
例えば英語を学んでいるとき、「obtain(入手する)」「commence(開始する)」「terminate(終了する)」「consider(考慮する)」といったフォーマルな単語に出会いますよね。これらは「get(手に入れる)」に対しての「obtain(入手する)」のように、簡単な言葉と少し硬めの言葉、というような違いを感じることができます。
実はこれらの硬めの英単語はフランス語由来なのだそうです。日本語で言えば「考える」がフォーマルになると「考慮する」と熟語に変わるように、英語でも他の国の言葉を引用することで言語的な階層性を作っているというわけですね。
このように、他の言語を学ぶことで英語という言語自体を相対化することができるというわけですね。単語の背景にある歴史やニュアンスを理解できるので、ただ丸暗記するよりもずっと定着しやすくなるわけです。
さらに、複数言語を同時に学ぶと「比較の視点」も自然と養われます。たとえば、英語の前置詞「in」とフランス語の「dans」、ドイツ語の「in」を比べるように、同じ概念を異なる形でどう表すのかを考察することで、英語の「in」もより深く理解できるようになっていくわけですね。
この本は、英語の勉強に行き詰まっている受験生に「視野を広げることの大切さ」を教えてくれます。英語だけに閉じこもるのではなく、他の言語の知識を取り入れることで、かえって英語力も飛躍的に高められる。そんな新しい視点を与えてくれる1冊です。
学習効率を高める近道
これらの3冊は、単なる暗記本や演習本ではなく、「英語をどう理解するか」という本質的な視点を与えてくれます。
英単語をいきなりストレートに覚える前に、まずはこうした本で“英語という言語の仕組み”を理解しておく。そうすれば、のちの学習効率が大きく変わります。
実際に東大生の多くも、このようにして言語の背景やリズムを理解した上で、単語や問題集に取り組んでいます。だからこそ、ただの暗記で終わらず「使える英語」を身につけることができるのです。
受験で一番難しいと言われる英語を攻略する第一歩として、ぜひこれらの本を手に取ってみてください。
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