英語がスラスラ出てこない人におすすめ 東大生が選んだ「初心者も英語が攻略できる本」3選

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「go on」は「続く」という意味の英熟語になります。でもこの「go on」を理解するためには、「on」=「上」とだけ認識していてはいけません。「on」がなんらかのものに乗っかっていたり、壁に張り付いているようなイメージであるということを理解していると、モノが接触しているようなイメージを頭の中で作ることができ、「何かが接触しているイメージから、続く、みたいなニュアンスが出るのかな」と何となく想像することができます。

英単語も同様です。例えば「structure」を「構造物」と暗記してしまうと「the structure of the story(話の構造)」が分かりづらいですが、木で柱を組み立てるイメージを知っていれば、「話を組み立てるという意味にもつながるな」と自然に理解できます。

この英語ピクト図鑑は、これらの英語の単語や文法項目・前置詞をしっかりピクトグラム(イラスト)としてわかりやすくイメージ画像にしてくれているわけですね。だからこの本を読んでから英文を読むと、日本語に直訳してよくわからなくなるということがなく、すっきりと理解できるようになります。

英語を日本語に直してから理解しているという人は、どうしても英語を読むスピードが遅くなります。この本を読んで、しっかりと英語を見たらイラストが思い浮かぶように勉強してもらえればと思います。

英語をリズムで考える

2. 一度読んだら絶対に忘れない英会話の教科書
一度読んだら絶対に忘れない英会話の教科書
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アウトプットに悩む人に特におすすめなのがこちらの「一度読んだら絶対に忘れない英会話の教科書」です。

この本の最大の特徴は、「英語のリズム」で考える習慣を、無理なく身につけられる点にあります。日本語に慣れている私たちは、どうしても「日本語を英語に直す」という手順で考えがちです。ですが、このやり方では文を組み立てるのに時間がかかり、スピーキングやライティングで「言葉が出てこない」という壁にぶつかってしまいます。

たとえば「昨日公園で友達に会った」という文を思い浮かべると、多くの人はまず「昨日」「公園」「友達」といった要素を頭に並べようとします。日本語をそのまま英語に直そうとすると、そういう感覚になります。

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