英語がスラスラ出てこない人におすすめ 東大生が選んだ「初心者も英語が攻略できる本」3選

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でも、英語はまずそもそも順番が違います。必ず「誰が(主語)」「どうする(述語)」から始まるのです。つまり、まずは「I」「met」と決めてから、後ろに「a friend」「in the park」「yesterday」と情報を付け足していくように考えていかなければならないわけです。これが英語のリズムだといえます。

このように、「誰がどうする」から考えて、そこに補足される情報を追加していくようなアウトプットの仕方を身につけておくと、英語が苦手な人でも、英語を理解しアウトプットするスピードが速くなるわけです。

実際に整理すると、次のようになります。

主語 → 私(I)
述語 → 会った(met)
では、誰に会ったのか? → 友達(a friend)
どこで会ったのか? → 公園で(in the park)
いつ会ったのか? → 昨日(yesterday)

このように、主語+述語を書いた上で、補足的な情報を考えていき、順番に積み上げれば、自然に「I met a friend in the park yesterday」という文が完成していくことになります。このような「リズム」を体に染み込ませると、会話でも文章作成でも英語がスラスラ出てくるようになるわけですね。

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