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「330店舗超で顧客満足度を競い合う社内リーグ」「半年ごとに成績で入れ替え」 串カツ田中流「自分で考えるバイト」を生む組織づくりが凄すぎた

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串カツ田中では、マニュアルに頼らず「自分で考えるアルバイト」を育成している(写真提供:串カツ田中)
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ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載。第14回は前編に続き、串カツ田中が年商200億円企業になれた本当の理由──。「入社3カ月のアルバイトがベテラン級の判断をする組織」は、どのような人事制度によって生み出されているのか。「マニュアルに頼らない」方法論の全貌に迫ります。

先日串カツ田中で、筆者はこんな光景を目撃した。

小学生の息子がソフトアイス作りの際、カップかコーンかで迷っていると、20代前半の女性アルバイトスタッフが「じゃあ両方ね!」と、カップのソフトクリームにコーンをトッピングする方法を提案してくれた。さらに、彼女が「アイス作りに挑戦します!」と大声で宣言すると、カウンターの他のスタッフが口々に「がんばれ!」と声援を送ってくれたのだ。

スタッフの「がんばれ」という声援を受けつつ、ソフトアイス作りに挑戦する息子(筆者撮影)

これらの対応は、マニュアルには載っていない。

そのスタッフに後で話を聞くと、「お客様が笑顔になることを考えて行動しているだけです」と答えた。入店わずか3カ月のアルバイトが、まるでベテラン社員のような意識で働いている。これが、串カツ田中の強さの秘密だ。

前編で紹介した「全面禁煙化」による劇的な業績回復。しかし、それだけでは年商200億円企業(※今期の予想)にはなれなかった。真の成功要因は、「自分で考えるスタッフ」を育成する独自の人事制度にあったのだ。

「マニュアル依存」からの脱却

多くの飲食店チェーンでは、「マニュアル通りの接客」が重視される。標準化により品質を保ち、アルバイトでも一定のサービスを提供できるからだ。

しかし串カツ田中は、この業界常識を根本から覆した。

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